A…「遠赤外線」は赤外線の1種で、その波長が5ミクロン~1ミリ程度の電磁波のことです。遠赤外線は物質に吸収されやすいという性質をもっていますが、吸収されても化学変化を起こすほどエネルギーは高くありません。そのため、そのまま熱エネルギーに変換されます。
トルマリン鉱石の遠赤外線の波長は、偶然にも人間がもつ遠赤外線の波長と一致して4~14ミクロンです。
また、トルマリン鉱石の赤外線放射率は、92.72%という高数値を示し下記のグラフのように100%近い放射率を示します。ちなみに、トルマリン以外の鉱物や通常の物質の赤外線放射率は、高いものでも60~70%程度です。
赤外線分光発散度に関しては、赤外線エネルギーを100%吸収、放射する赤外線物質の理想体である黒体と比べても、ほぼ同じ放射発散を示します。さらに、それが高温から常温まで変化しないことは、注目に値することです。