A…秋田県大潟村の田中ファームさんが昨年、トルマリンを使用した「あきたこまち」を栽培し、評判を得ているようです。具体的な使用方法とその結果について聞いてみました。
「使用方法は、10アール当たりショールトルマリン42メッシュを1キログラム投入する計算で、苗箱の段階で土と一緒に混和しました。すると、苗の段階から明らかな違いがみられたのです。多少温度が高気温気味になっても、苗が徒長しなくなり、小ぶりですが、ズングリした苗ができました。
本田に植えてからも良好でした。秋田では昨年カメムシが大量発生して品質がとても悪かったため、今年はカメムシを防除するようにと知人や関係機関から指導を受けていましたが、私の水田はトルマリンを使用していましたので、あえて使用しなかったのです。その結果、見事にカメムシの被害はありませんでしたが、これもトルマリン効果なのでしょうか?
収穫した新米は、数量はそれほど変わりませんでしたが品質は格段に向上しました。昨年のお米と比べても、粘り、甘味ともに高い数値となっています。
私見ですが、トルマリンが作用してお米の完熟度を上げる効果があったのではと考察されます。書籍「輝くトルマリン健康法」にも書かれていたことですが、小さなタニシがものすごく大量発生したことも事実です。面白いですね。また、トルマリンの重金属に対する効果についても着目しています。土を浄化する作用があるのか、これから追跡調査をしてみる必要がありますね。来年はよりメッシュの細かなトルマリン粉末を使って追跡調査をしていきたいと思っています」
昨秋、この「トルマリンあきたこまち」の新米を届けていただき、早速試食してみましたが、とても粘り気があって甘みを感じる美味しさでした。
水田には、トルマリンの大きめの原石を用水路から入り口付近にたくさん並べておいたら、周りの水田に比べて稲の生長がよく、収穫したお米の重さが他に比べて2割近く重くなったという報告もあります。
また、水田を耕すときにショールトルマリン粉末を土に混ぜたところ、その水田だけ台風がきても稲穂が倒れなかったという報告もあります。一方では、トルマリンを使った収穫できるお米の重さも増えたが、収穫直前に台風がきて、稲穂の重みで倒れてしまい、重すぎるためか倒れたまま立ち上がらなかったという例もあります。
畑の野菜作りでは、苗床にショールトルマリンの粉末(42メッシュか325メッシュのもの)を土に混入するといいようです。使用する量は、栽培する野菜の種類・土嬢・気候など条件が一定ではありませんので一概には言えませんが、最低1平米あたり10グラムで効果が得られるようです。また、散布する水をタンクなどで作り置きできるのであれば、タンクにトルマリン原石を入れて還元水を作り、散布するたびに少量の325メッシュ粉体を混ぜるといいようです。
トルマリンの効果がわかりやすいのは、根菜類、ホウレンソウなどの青菜類、トマト・キュウリ・ナスなど実のなるもの、果物類、蘭系の植物、観葉植物などです。
ほうれん草やトマトなどは、現在のように一年中ではなく旬の時期しか出回らなかった一昔前の味になって、とても美味しいと喜ばれているようです。
トルマリンを使用すると農作物の栽培に使用すると期待される効果は
①毛根の発育促進
②地中のバクテリアの増殖
① の吸い上げ促進
② 作物の成長促進
などがあげられます。これらの効果によって、化学肥料の使用量を確実に減らすことができ、より安全な農作物が出来ると同時に、自然環境への汚染も防ぐことになるのです。
植物へのトルマリン効果については、土壌栽培の場合は複合的な要素があるため、トルマリンそのもの効果を確認することはなかなか難しいのですが、水耕栽培で試験をしてみると、毛根の発育も成長もその違いは歴然とします。